ハムフェア2011

  開局以来初めてハムフェアを訪れた。当日は、午前10時の開始に合わせて来て待っている来場者が大勢いるだろうからと考えて、30分も経てば入場が円滑に流れ始めているだろうと予想したが外れた。全然流れておらず少なくとも500名くらいの列が依然としてそこにあった。

 これに並ぶのか~、と、とても落胆したが、小生は、事前にコンビニの前売り券売機でチケットを購入しておいたので、会場では、幸い当日券売場窓口には並ばずに済んだ。チケットを入場券に交換するだけの専用窓口の方へ行って、入場券に交換を果して、すぐに入場できた。
 開場時刻めざしてやって来た500名以上の人々が、当日券の購入の為に入場を果せずにいるうちに、すなわちすいているうちに、ひととおり見てまわれた。めぼしをつけてじっくりチェックする段になると、じわりじわりと見学者が増えて来て、前の人が見終わって去るまでうしろで少し待つような状況となった。その後は、更に混雑度が増し、リュックサックがぶつかるようになってきて、さらに混んできた。
 開場の雰囲気は、どうしても、青春時代をアマチュア無線最盛期に過ごした人々が嬉々として出店し見学している様相を呈することになる(と小生の勝手な思い込み)ので、そういう年代のおじさんおばさんに混じって、もっと上のOMが来場しておられるし、もちろん若い希望の人も大勢見られた。
 それで、思い込みで、勝手に1970年代の秋葉原を感じて、とてもなつかしく、楽しく時間を過ごすことができた。こういう催しが続いてくれることを期待し、なおかつ記念として、少々サイフのひもを緩めることにした。

ラインフィルタ●電通大のアマチュア無線クラブ(ブースC-105)が製作した「ACラインフィルタ」を1,500円にてお買い上げ。部員さんに質問したところ、Max 15Aだとのことだったので、当方のFT-817を中心にしたQRP装置向けには十分だろう。部費の足しになるといいなぁ。

● 東京電機大学アマチュア無線部が居ない!
インターネットの事前案内及び会場で配布していたフロアープランによれば、ブース番号C-090となっている。しかし無かった。ブース番号札がかかっていないその一角は、無印のジャンク屋が出店していた。

● After 50 Project(ブースJ-03)
  最近の日本のアマチュア無線人口はピーク時に比較すると激減している。それをそのまんま憂いている集まりがあった。それがAfter 50 Projectだそうだ。憂いていると言うと少々暗いが、要するに、アマチュア無線は面白いよと紹介し啓蒙活動をしている人々がいたということだ。応援す るよ ITS君!

● 7MHz用モービルホイップ
 今回のハムフェアで、一本3,000円代のがあったら、二本買ってきて、T字形のM接栓でつないでダイポールア ンテナをこしらえたらどんな性能のアンテナになるかを体験するつもりだった。秋葉原や通信販売でも5千円弱で購入できる物なら売っていたし、ベースロー ディングコイルに放熱フィンのある物なら、通常より随分安くなっていたが、19,800円だったから遠慮しておいた。

同軸切替器●東名電子(ブースB-15)にて、コメット製の同軸切替器(CSW-201G)を2,980円にてお買い上げ。Amazonでは4,800円だからお買い得だと思った。HF帯のアンテナを切り替えるつもりなので、600MHzまで対応になっているので十分だろう。



GHD706A● GHDキー(ブースB-17)で、GT706Aを8,800円にてお買い上げ。今回ハムフェアへ行ったら、GHDキー社の製品を実際に触ってみて、何かひとつGHD電鍵を買って帰ろうと決めていた。GHDキーの生みの親が商品の横にいらっしゃいました。直接ご本人から買えたので感激でした。サインしてもらえば良かったかな。来年も一台買うことにしよう,そしてGHDさんにサインをおねだりしてみようと思う。

● NKT-R3 (JA)
 ブース名称を失念したが、中国メーカーのNKT社製無線機 NKT-R3 (JA)を5,000円で、専用スピーカーマイクロフォンを1,000円で、メモリ編集用USBケーブルを1,000円でお買い上げ。購入したJA版は周波数設定ダイヤルで設定できる範囲が430~440MHz(メモリー編集ソフトを用いることで特定省電力やFRS, GMRS等の周波数を100チャンネルまで設定可能だが430~440MHz以外はPTTを押すとピーと警告音が出て送信機能が働かない)で電波形式F3専用、送信出力は2W/1W切替、周波数ステップは5/6.25kHzである。緒元一覧は下記URLにある。
NKT-R3 http://www.atv50.com/nkt/nktr3/index.html
 また、下記のURLは、米国仕向け製品の販売サイトである。
 http://www.409shop.com/409shop_product.php?id=104482
 価格は、配送料込みで49ドル(3900円程度)とある。ハムフェアでは、通常より1,000円安くしているとして5,000円で販売していた。
 小生が購入したものだけかもしれないが、英文取扱説明書が入っていなかったので、下記のURLにあったマニュアルが役立った。
 http://www.radioscanner.ru/files/download/file10549/nkt-r3.pdf
 http://www.transmission1.co.uk/forum/viewtopic.php?f=44&t=18331
 デジタルコードスケルチ機能とトーンスケルチ機能とがある。また、周波数シフト量とシフト方向(ただし、送信と受信とで同じ設定となり独立していない)の設定機能もあるので、リピーターやWires-IIのノード局を利用する事はできるだろう。
 また、NKT-R3のキーボードバックライトが点灯した状態の写真が梱包にもあるが、左にも載せた。とても奇麗に写っているが、本物を見た感じでは、明るすぎだと思う。もっと電流を減らせば電池寿命が少し伸びるに違いないと思う。また、もっと致命的な事もあり、それは、本当に暗い所でバックライトが点灯したときに見える物は、LCDに表示された文字や記号並びにボタンの位置だけであり、ボタンに記された文字及びボタンの脇に記された文字は全く見えない。
DCプラグ 充電器として、100~240V AC 50/60Hz入力で5V DC 500mA出力のACアダプタが付属する。いわゆるUSBの5Vというやつである。充電ケーブルは片方がUSBオスでもう片方が細いDCプラグになっている。この細いDCプラグは、ノキア製携帯電話端末のDC充電プラグ(最近の細身のやつ)よりも若干太い。うまく挿入すれば、このトランシーバNKT-R3の充電用にノキアの充電器をそのまま使えることもある。
 太さが微妙に違うため、使えるのと駄目なのがある。左の写真をご覧ください。左側がNKT-R3付属の充電ケーブルのDCプラグで、右がノキア用充電器のDCプラグである。ノキア純正充電器だと細くて接触が悪い。
docomo-AC
 ドコモやソフトバンクの3G携帯電話端末用充電器をノキア製端末で使うための変換ケーブルがヨドバシやビックで販売されているが、そちらは中心の穴径が狭いため、NKT-R3には挿入できなかった。
docomo2nokia1


一方、どこか外国の空港で買ってきた、ノキアの旧充電器(DCプラグが太めの)をノキアの新式(DCプラグが細め)に変換するアダプタの場合は、ちょうど良く収まり、ちゃんと充電できた。いろいろあるみたいだ。

nokia2nokia3 nokia2nokia4

NKT-R3クリップ1 ベルトなどにNKT-R3をとめる為にクリップが付属している。これは、本体側のネジを外して現在付いているプラスックの部品をクリップに交換するという作業を自分で行う。
NKT-R3クリップ2
左の写真はクリップに交換済みの背面。


NKT-R3クリップ3
左の写真はクリップに交換済みの本体を側面から眺めたところ。

NKT-R3アンテナ1NKT-R3のアンテナはSMA型である。本体側がメスでアンテナ素子側がオスになっているである。日本ではポピュラーな組み合わせである。(ちなみに、全く関係ない話であるが、Wouxun KG-UV30Dは、逆だったので、日本国内でアンテナ素子を調達する場合には変換アダプタが必要になったなぁ~と思い出したので、日本ではポピュラーでない組み合わせも、海外にはあるという意味で記しておく。)

NKT-R3電池1NKT-R3のは、リチウムイオン電池である。このリチウムイオン電池は、富士フィルム社製デジタルカメラ用のNP-60という型番である。定格は 3.6 V 1050 mA/h である。もちろん互換製品でよい。カシオのデジカメ用にもNP-60というリチウムイオン電池があるのだが、インターネット通販サイトの写真を見る限り、形状が異なるのではなかろうかと思うので、購入の際は注意が必要。中国製の互換製品ならば、2個で1,000円程度で通販で入手可能。 たとえば楽天だと下記URLで販売されている:
 http://item.rakuten.co.jp/wilmart/cnp60/

NKT-R3電池2左の写真はその電池の電極。

NKT-R3電池3左の写真は電池を取り外したあとのNKT-R3(JA)の本体内部。これを見ると、電池の電極の真ん中の電極は使っていない事がわかる。

NKT-R3合格証合格証によると、2011年06月16日製造だな。

NKT-R3がた止め このブログ記事の「クリップに交換済みの背面」の写真をご覧ください。クリップを止めているネジの両脇の部分の裏蓋のところを押すとへこみます。NKT-R3を操作していると、どうしてもこの部分に力が加わりたわみます。小生は、端末の硬性がどうしても気になり、グニャグニャした端末は、操作していると気持ち悪いので、紙を詰めた。

今回のハムフェアで購入したNKT-R3(JA)には、FMラジオ放送受信機能がある。ただしVX-3とは違っていてモノラル。確認してみたところ、76.0MHz~101.0MHzが受信範囲であった。日本以外では、FM放送は87MHzからというのが標準なので、FM放送を受信できるラジオを外国で購入してくると、日本では困ることになる。アナログテレビ放送も終了してしまったので、何も聞こえない。76MHzから受信できる仕様に変更されているNKT-R3(JA)は、とてもありがたい。海外の通販サイトで販売されているNKT-R3は、日本仕向(JA)と明記されていない場合は、87MHz以上である可能性が高いだろう。430MHz用アンテナで76~101 MHzを受信しようというわけなので、感度は期待できないが、全然聞こえないわけではなかった。普通のFMラジオでロッドアンテナを伸ばして普通にFMヨコハマ84.7 MHzをステレオで聞こえる場所で、NKT-R3(JA)の場合は机の上で安定して聞こえる位置をさがしてそこに据えてやれば安定して聞こえるという状況だった。普通のFMラジオでFM東京80.0MHzがやっとのところなのだが、NKT-R3(JA)は付属アンテナとの組み合わせだと入感なしだった。FM放送が入感した状態で、ボリュームを0にすると聞こえない、ボリュームを1にするとジーという雑音しか聞こえない状態になる、2にすると静かな場所では音が大きすぎて困る。

メモリ編集用USBケーブルをハムフェア会場で購入したので、帰宅してから、USBドライバ及びメモリ管理ソフトのダウンロードサイトをGoogleで探しあてた。
http://www.atv50.com/nkt/mem_soft/index.html
ダウンロードにはIDとパスワードが必要とあったので、日本国内販売元のATV50様に問い合わせたところ、教えてくださいましたので、無事ダウンロード完了。ドライバをインストールしたあとメモリ編集アプリをインストールして、再起動後使えるようになった。小生は、MacBook ProのOSX上でVMWareでWindows XP Professionalを稼働させて、そこにインストールした。

NKT-R3(JA)のVFOを操作して指定できる周波数は、日本のアマチュア無線周波数対域内即ち430.000 MHz~439.995 MHz (5kHzステップの場合)に限定される。PCにダウンロードしたメモリ管理ソフトを利用すると、400.000 MHz~439.975 MHzの範囲で登録でき、440 MHz以上についてはNKT-R3内のメモリに書き込めても扱ってくれない。従って、日本の特定小電力トランシーバのシンプレックス用周波数をチャネルモードで聞く事ができるが、米国のFRSを聞く事はできないということになる。

細かいところまで高品質の方が趣味にあう場合には、日本製の方をおすすめするが、機能さえ手に入ればそれでいいならば、NKT-R3はとても魅力的な430MHz帯FMトランシーバであると前置きしたうえで、あえてちょっと気になるところをノートしておく。それらは電子回路の変更でなくファームウェアで工夫すれば改良できそうなことなので、NKT-R3の後継機でよくなっていくことが期待できると思う。

1/ボタンを押したときのピッ音を無音にすることができるが、電源ONした時に必ず鳴るでかいピー音を無音にすることができない。

2/キーロックなど機能が有効になった時にも、やはりでかい音でピー音がなるが、これも無音にできない。しかもピー音がでかすぎ。

3/音量調節はあるのだけれども、最小にしても大きすぎのため、静かなところでとても困る。

4/スケルチが開く時にプチッというクリック音がするので、スケルチレベルをまだいで信号強度が小刻みに変化している場合には、プチプチプチプチと耳障り。しかし、昔の50MHz帯用のポータブルトランシーバー(型名を失念してしまって思い出せない)の○○○○○よりはましだ。ちなみに、RJX-601のスケルチのできばえは、たいそう良かった。KG-UV3Dもそういう症状は無い。

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