自動二輪車でアマチュア無線

ふとしたことから、自動二輪車で走行中にラグチューを楽しめるかどうかをどうしても試してみたいと思うようになりました。リグは昔から手元にある八重洲のVX-3を使おうと思います。


まず必要になる物がイヤホンマイクです。楽天市場でVX-3用の純正イヤホンマイクMH-37A4Bと互換性があるとして販売されていた製品を購入しました。プラネット社製のPL-EM06YLという型名でした。


VX-3にはVOX機能が無いのでイヤホンマイクにトグルスイッチを追加する必要があります。イヤホンマイクの箱に直接トグルスイッチを組み込めればそうしたのですが、箱が小さくて不可能なのでワイヤーで延長します。ワイヤーの長さは箱から4極ピンまでと同じ長さにしました。ちなみにワイヤーは壊れたノキア製ACアダプタの線を切って再利用しました。トグルスイッチにワイヤーの導線を半田付けして熱収縮チューブを被せておきました。下の写真に示すとおり、とりあえず、とても小さいやつを使いましたので手袋をした手で走行中に円滑なスイッチ操作ができるかどうか確証ありませんが、このへんはやってみないとわからないでしょうね。そらから、トグルスイッチは防水仕様ではありませんが、とりあえずイヤホンジャックもプラグも防水ではないのでひとまず防水なしで試そうと思います。


マイクロフォンとPush To Talk(PTT)スイッチの入った箱をこじ開けて、PTTスイッチにトグルスイッチを並列接続すればOKです。



PTTスイッチにトグルスイッチを並列接続で半田付け。


箱の裏側にドリルで3.2mmΦの穴をあけてトグルスイッチのワイヤーを出すようにしました。


一応トグルスイッチのワイヤーにはフェライトコアをかませておきました。ちなみにフェライトコアの左右に写っているのはトラスコ中山株式会社の製品で、寸法は幅2.5mm×長さ203mm厚み1.3mmループ引張強度78.4N材質66ナイロン製のCable Ties、品番は TRCV-200SSW です。


箱にあけた穴を埋めることを主に狙ってシリコンシーラントを充填しておきました。


シリコンシーラント及びフェライトコアを覆うために自己融着テープをテープを巻いた上からビニールのFPテープを巻いておきました。(FP = For Pillars)


下の回路図で改造して製作したイヤホンマイクの等価回路を示します。基板を見て回路を追いかけていませんので飽く迄も想像です。たぶんこんな感じだろうという程度です。改造前からあるPTTに今回Toggle Switchを追加したということになります。4極プラグの電極と信号との関係も未だ確認しておりませんがたぶんこれで合っているのではなかろうかと期待しています。



iPhone5を雲母台に取り付けるために入手したプラスチック製アダプタをミノウラ製の自転車用アクセサリホルダ(SGS-300S)に強力な両面テープで接着して、動かないように、ビニル被覆銅単線を利用して固定しました。固定するにあたっては、下に示した写真のとおり、ビニル被覆銅単線がトランシーバーの前面と底面を保持する腕になるように線をとりまわしました。ビニル被覆銅単線の端は被覆をむいて半田付けし、途中は結束バンドで固定し、上からシリコンシーラントを被せ、その上を自己融着テープで巻いて、その上からビニルテープで巻きました。



* * * * *


ちなみに、VX-3の充電にはノキア携帯電話のACアダプタを流用することができます。但しプラグの加工が必要です。ノキアのACアダプタの端末に挿す側のプラグには太めと細めの二種類がありますが、VX-3に使えるのは細めの方です。下の写真は、小生がかつて使っていたドコモのノキア端末NM706i用のACアダプタです。


VX-3のDC入力ソケットの形状は下に示した写真のとおりです。ノキアのACアダプタから出てくるDCプラグの金属部分はVX-3に合っているのですがDCプラグの根もとの形状が合っていないのです。


ノキアのACアダプタから出てくるDCプラグの根もとの形状は、下の写真に示すとおり段があり、それがVX-3と合わない原因なので、除去すればよいのです。


段差の部分をカッターなどを使って切り込みを入れて切り離します。


切り離したら除去します。これでノキアのACアダプタがVX-3の充電用に使えるようになりました。


それから我が家のケーブルジャンク箱からこんなのが発掘されました。こちらは何用だったのかわかりませんがVX-3の充電に使えました。


調子に乗ってというかついでというかこの際というか、同じく我が家のケーブルジャンク箱にあったUSB Type Aの切れ端とノキアの細い方のDCプラグが付いた充電器からDCプラグだけ切り離して合体させてこんなのをこしらえておきました。


もちろんノキアのDCプラグの段差はカッターで切り落としました。これでVX-3のUSB充電ケーブルの予備はとうぶん足りそうです。


各ピンの役割は下図のとおりです。


考察


実際使ってみたところ、ヘルメットが電線で無線機に繋がっていることが我慢できませんでした。第一に、ヘルメットをつけバイクを始動し最初に無線機を接続するのが面倒です。走行中には、電線のいどころが気に食わないとき、グローブでは調整できませんし調整に気をとられると安全運転に支障をきたします。バイクを停めて降車し車両から離れる際に電線を外すことをうっかり忘れてしまうことがありますが、そんなときは繋がれた飼い犬の気分になりますし、電線が切れてしまうことがあります。ヘルメットの有線接続というのは致命的不都合であると言えます。

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