Yaesu FT-70D湘南国際村~藤沢Wires-Xノード
湘南国際村のコンビニ駐車場から藤沢市内にあるWires-XのOpen Nodeを利用できるかどうか試してみました。Yaesuのホームページで公開されている情報です。
Node ID: KN1-JS1YCL
Callsign: JS1YCL
Mode: Digital
City: Fujisawa
State: Kanagawa
Country: Japan
Frequency: 430.840 MHz
SQL: DG-ID:00-09
Lat: N 35 24' 34",Lon: E 139 26' 42"
FT-70Dにはアマゾンで購入したHYS社製のNA-772という型名のアンテナを取り付けました。写真1参照。
湘南国際村のコンビニ駐車場から藤沢市内にあるWires-XのOpen Nodeまで、地図上を直線で結んでみました。地図1参照。
国土地理院地図ホームページで、この2地点間の断面を調べてみますと次のとおりでした。一番左端が湘南国際村で一番右端がWires-X Open Nodeです。グラフ1参照。
地形の高低差の様子をみると直接波が届くことがわかりました。そして距離が22kmありますので、当方のFT-70Dが送信したエネルギーがWires-X Open Nodeへどの程度到達するのかシミュレーションしてみました。シミュレーションといっても計算サイトを見つけて数値を入れただけです。便利な世の中です。
入力した項目は次の通りです。
周波数: 430.840 MHz
送信電力: 37 dBm --> 5011.872mW {ザックリと}
通信距離: 22,000 m
アンテナの高さ: 送信側 140 m,受信側 35 m {ザックリと}
アンテナの利得: 送信側 2.15 dBi,受信側 7 dBi {受信側は根拠のない値}
2波モデルとする。
{全反射する平面大地がある空間。受信点では直接波と大地反射波の2波が到来し互いに干渉します。直接波と大地反射波が逆位相となる点では互いに打ち消し合い受信電力は小さく(デッドポイント)なります。受信電力が落ち込むポイントは数メートルの近傍で多く発生します。落ち込む点を避けるため、場所を移動させて受信電力の大きいところに設置する必要があります。周波数が高い(波長が短い)ほど近距離で受信電力の落ち込みが発生しやすくなります。もちろん、実フィールドでは大地反射の以外にもビル反射や山岳反射などのマルチパス(遅延波)が発生するため複雑になります。}と想定。
シミュレーション結果がグラフ2です。
接続先Wires-X Open Nodeの機材について情報を持ち合わせていないので、実際にNodeとして使用されている機材の受信性能は不明です。そこで、グラフ3をNodeの受信性能(感度・選択度・CN比等の総合的指標値)であると仮定して以下の物語を創ってみようと思います。
グラフ2から、22 km 離れたところでは -60 dBm と読むことにします。そしてグラフ3の郊外地の線の 22 km のところを -108 dBm と読むことにします。そして -108 dBm 以上あれば受信できるはずであるとすることに決めてみます。 -60 dBm は該当するので受信できるはずであると結論してみようと思います。
湘南国際村コンビニ駐車場で Wires-X Open Node からやってくる電波を FT-70D が受信してくれて QSO が聞こえてました。Sメータはフルスケールで9あるうちの2~3でした。
Nodeの送信電力は 10W とか 50W だろうと勝手に想定して、当方の FT-70D は 5W だから聞こえるけど届かないのかという疑いもゼロではないと思いますが、直接波が届く地形をしているので、送信電力の違いはあんまり関係が無いだろうと決めつけてみます。
Wires-X Open NodeへのCONNECTION操作をしたけれども接続できなかったという事実に対しては、Wires-Xてそういうことが普通にあるよねで片づけてしまうことにします。
以上の考察から、今度再び湘南国際村コンビニ駐車場へ赴いてWires-X Open NodeへCONNECTION操作を行えば、きっとつながるでしょうと結論付けてみようと思います。
結論が正しいかどうかについては、実験すれば確かめることができると思います。Wires-X CONNECTができたとしたら、もしかすると考察の過程が正しい可能性が出てきますが、グラフ3が実際にどれほど実態に近いか遠いかということ及びそれらの読み方と分析のやりかた等が正しいかどうかについては定かではありません。
以上暇つぶし考察です。
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